クラブの慰留を受け、横浜F・マリノスでの4年目のシーズンを迎えた岡田武史監督。3-5-2 の左サイドに配置したマルケス、ドゥトラ、マグロンのブラジルトリオが機能し開幕4連勝を飾ったものの、浦和に破れた第5節以降はケガ人続出もあり急激に失速。第19節に大宮相手の敗戦を喫すると、監督はクラブに辞任を申し入れた。

コーチから昇格して後任となった水沼貴史監督は、守備の安定と選手のメンタル面を立て直してJ1残留に目処をつけると、来季を見据えてか 4バックの布陣に変更。高齢化しつつあるチームの新陳代謝を促しながらの新しいチャレンジは可もなく不可もなく、最終順位は昨季に続いての9位となった。

来季は早野宏史新監督、水沼貴史コーチの体制となる。ドゥトラ、奥大介、中西永輔らが戦力外になるなど、チームは大幅に変化するだろう。果たして名門復活となるか。（2007年1月9日）