優勝争いには加われなかったとはいえ、6連勝を記録するなど、今後に期待を抱かせるには充分な8位という成績でJ1復帰1年目の昨季を終えることができた。

今季は関塚隆監督となって3年目。アウグストの抜けた左サイドにはマルコンを、シーズン途中に東京ベルディへと移籍したマルクスのポジションにはマギヌンを補強し、システム・戦術の大幅な変更をすることなく、これまでの戦い方を成熟させている。

我那覇和樹、中村憲剛はついに日本代表へ選出。谷口博之も、北京オリンピックを目指すU-21日本代表での活躍を期待される存在となった。伊藤宏樹、寺田周平、箕輪義信、と高さのある3バックは安定度抜群。終盤にサプライズを巻き起こすことが出来るか注目したい。（2006年11月15日）