小笠原の復帰で攻守に安定感の増したチームは、気づけばいつの間にかの9連勝でリーグ制覇！　悲願の10冠を達成しました。浦和の見事なコケっぷりのせいで棚ボタっぽく感じちゃいますけど、22勝6分6敗の勝点72は昨季の浦和と同じ数字なのだね。

小笠原と組む2ボランチのもう一枚を青木に決めると、本山が奮闘する中盤は更に落ち着きが出てきた模様。大岩・岩政の二枚岩盤もファボンの負傷離脱をまるで感じさせませんでしたねえ。FW陣では調子の上がって来ない柳沢を尻目に3季目の田代がプチブレイク、来季に期待ってところかな。

他を圧倒した戦いぶりとは決して言えませんが、それがまた鹿島らしいと言えなくもないのです。11冠目を早々に手に入れるようなら、再び鹿の時代の到来かもよ。（2007年12月29日）